グループワークとは、グループカウンセリングと言い換えてもいいでしょう。
参加者とファシリテーター(カウンセラー)が、共に車座に座り、話したい人が順に語っていきます。他の参加者はそれを聴き、思いを受け取り、何かを感じ取っていきます。そして、話したいことが浮かべば、語ります。そんなやり取りの中で、相互に思いを交し合い、受け止めあうワークです。
アメリカのカール・ロジャースが提唱した「来談者中心療法」に基づいた「非構成的エンカウンター」をベースとしています。アズウィッシュでは、この「非構成的エンカウンター」に、発達障害支援に適したルールを少し加えて開催しています。
まだ参加したことのない方なら、知らない人と3~4時間もいったい何を話すんだろう。そんな長い時間、退屈しないだろうか・・・と思われることでしょう。でも実際に参加してみると、案外とあっというまに終わってしまいます。「もっと語りたかった」あるいは「もっと聴きたかった」となるかもしれませんね。
アズウィッシュ・こころぴあビレッジのグループワークでは、ワークごとに多少ルールが違うのですが、共通して次のようなルールを設定し、参加者の方が安心して参加できるようにしています。
・この場で話された、人の秘密を守る
・素直に自分の話しをする
・自分の話を話題の中心にして、人の批判をしない
・グループワークの場を、皆と共有する事を楽しみ、独占しない
・営利活動・政治・宗教活動などはしない。